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今さらながら、
ナンデモアリフォルニアから新しいブログを始めました。

よかったらナンデモアリフォルニアの『ラマがいない生活』 に遊びに来てください。



# by girlfrombackthen | 2014-04-25 07:06 | Snippets
カリフォルニアのベイエリアに引っ越して2年が経ちます。

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喫煙者が少ないヘルシーなスタンフォード大学で、頑固に煙草とワイン盛りだくさんの徹夜続きの日々を送っています。

2年遅れの報告ですが、このブログはしばらくお休み。

またニューヨークに戻る日まで。
# by girlfrombackthen | 2012-09-04 06:32 | Snippets
明日、やっとのことで開く Keith McNally の最新のレストラン、Pulino's Bar & Pizzeria 。キース・マクナリーの名前を知るニューヨーカーは多い。ソーホーのフレンチレストラン Balthazar 、ミートパッキングの姉妹店 Pastis 、トライベッカの Odeon 、終日ヒップな20~30代で溢れかえるローワーイーストサイドのカジュアルダイニング Schiller's Liquor Bar といった数々の快進撃で今や著名人となった、企業家能力を誇るロンドン出身の "restaurateur" である。

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Photo: Peter van Agtmael/Magnum Photos

彼が立ち上げたレストラン全てに共通するのは、ヴィンテージなデザインスタイルと、美味しいものをカジュアルな雰囲気の中で楽しむというコンセプト。レストランの経理と料理の質、コマーシャリズムとスタイル、両方をつくづく考え抜いたマクナリーは、"restaurateur" という言葉が現在もっとも相応しい人物かもしれない。

マクナリーの新しい Pulino's (プリーノズ)は、 Schiller's をイタリアに移したようなピザ専門のレストランだ。Schiller's のチェッカーボードフロアリングはプリーノズでも使用されている。刺青を腕にいっぱいしたシェフが、何ヶ月もかけてパリっとした薄い生地のアーティザナルピザをテストしながら調整し、やっとメニューが完成しかけているところだ。

これほどプロフィールの高いレストランオーナーが新しいヴェニューを手がけるというのだから、ここ何ヶ月かずっと、グルメブログからニューヨークマガジンまで、様々なメディアでプリーノズの開店日の噂が色々飛んでいた。しかしどれもXデイ当たらず、元は1月に予定されていたオープンが春まで延びてしまった。

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プリーノズの中。この写真が撮られたとき(2月の終わり、3月の頭と予想される)から少し様子が変わっている。Photo: Peter van Agtmael/Magnum Photos.

実は彼氏のJがプリーノズの内装を手掛けているチームの一人で、3月中旬までかかるということは前から知っていた。

Jの情報だと「キースは気まぐれな奴」らしく、木造部のニス塗装をある日絶賛していたかと思えば、翌日になると木造部と色を全部変えたいと言い出すので、色々引っぺがしたりデザインしなおしたりする羽目になり、遅れが生じてしまった、という話だ。気難しいボスは困るけれど、最後までこだわりと洞察力があるからこそいくつものレストランを成功させているのであろう。と私は思う。

因みにプリーノズという名前は、長年マクナリーと働いているケート・プリーノという女性の苗字を取った。まだレストランの名前が決まっていない頃、「プリーノ宛て」で様々な材料や郵便が届いていため、そのまま名前を使ってしまったとか。「へー、ケートってどんな人?」と聞くと、「内装にちゃんと段取りがあることを理解してくれない人」とJ。プリーノさんも気まぐれちゃんなのかしら。

3月5日にやっと内装作業が終了し、先週はずっとテイスティングやメディアの(公式な)撮影などが行われていた。ローワーイーストサイドとイーストヴィレッジの境界、人通りが多い Houston と Bowery に位置するお店だけあって、まだ不完全の内装を一目見ようと工事現場にずかずか入ってくる好奇心たっぷりのニューヨーカーや、ケータイ写真を撮ろうとするニューヨークマガジンなどのグルメブロガーを追い出すので去年から忙しくしていたJのチーム。(Jや仲間のAが煙草休憩にちょっと出て帰ってくると、進入されていたり。しかしこの図々しさには圧倒される。)ニューヨークマガジンに現れた一枚にはJの大学時代の友達で同じくマクナリーのために働いていたZがぼーっと工事現場の真ん中に突っ立っている姿が。

今週は朝食だけのソフトオープンで、気になるディナーは25日オープンの予定。しかし「気まぐれキース」のことだからまた遅れるかもしれないなぁ、なんて他愛ない会話をするJのチーム。まかないはテストとして作られたピザだったらしい。羨ましい。

先週、高校時代の親友が東京から彼氏を連れて遊びに来ていたのだが、プリーノズがまだ開いていないので、Schiller's に連れて行った。久しぶりに訪れたが、火曜の夜でも待たされるほど賑わっている。

プリーノズに早く行ってみたい。皆さんも訪れる機会があれば、とことんこだわるキース・マクナリーが何度もやり直した内装も見てあげてくださいね。

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# by girlfrombackthen | 2010-03-15 08:39 | The Gourmand
ブルックリンをベースにしているデザイナーアクセサリーに最近凝っている。一つ一つ、少しずつ表情が違う細工がしてあるものだったり、限定品だったりするブルックリンのデザイナーアクセサリーは大概セレクトショップや小さなブティックでしか見つからない。(世界で一つ限り!という言葉に日本人は弱いような。)

今日は春一番、お洒落に取り入れてみたいハンドメイド・アクセサリーをいくつか紹介。

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春らしい Digby & Iona (digbyandiona.com) のスタンプ・リング(『切り株リング』)。マンハッタンではローワーイーストサイドの BBlessing (Bblessing.com)、ブルックリンではウィリアムスバーグの CatBird (catbirdnyc.com)、グリーンポイントの Hayden-Harnett (haydenharnett.com) 他にて。

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Kaisa & Paternoster Designs (kapadesigns.com) のハンドメイド腕時計。この細工はすごい。

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ブルックリンをベースとする Design Glut がプロデュース、コスモポリタンなあなた(?)のためにあるネックレス(designglut.com)。世界を身に着けて出かけよう。

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Nina Dinoff のスタックリング (ninadinoffjewelry.com)。華奢な指に似合いそうな、重ね付けできるリング。

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Tojours Toi よりオオカミのピアス (toujourstoi.com)。色違いのピアス、ペンダントも。ブルックリンをベースにするアクセサリーデザイナー、Nina Egli が手がけている。

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マンハッタンのローワーイーストサイドの TG170 (tg170.com)、またグーゲンハイム美術館の近くにある「カーネギーヒル・ティーサロン」をテーマとした予約制の豪華なブティックに作品を置いている。割と最近友達のJと訪れたこのブティックについては、また後ほど。

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サンフランシスコをベースとしているデザイナー、 Jeanine Payer のネックレス (jeaninepayer.com)。彼女のトレードマークは、有名な詩人、小説家、政治家から引用した言葉を刻み込んだネックレスやブレスレット。ニューヨークでは ABC Furniture 、Cursive NYC などのブティックで手に入る。

一つずっと欲しいネックレスがあるのだが、800ドル近くするのでなかなか手が出ない。ヘンリー・ジェームスの小説から引用。何度も手にとってみてじっくり考えてたものの、やはり800ドルは高い。この先、学生生活がまだまだ続くので、大学院出てから考えよう、くらいの値段である。

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しかしお手ごろのアクセサリーも。個人的に気に入っているのは(そして去年すでに買ってしまったのは)プルーストの言葉が刻み込まれたブレスレット。シンプルなので、カジュアルな服と合わせてもよし、職場でもよし、また夜のお出かけにドレスアップしてもよし、とにかく便利。大きめな指輪をよくしているので、このブレスだとうるさくなくて良い。

ある日、ヘンリージェームスのネックレスをしてお出かけしたい。

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# by girlfrombackthen | 2010-03-15 07:12 | The Consumer
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まるでヨガの難しいポジションを保っているような不思議なアボカドとスパイシーツナ。様々な手段で海苔巻きに詰め込まれた物体が立派な寿司としてメニューに載っているこの国で、美味しい寿司に出会えるわけがないと思っていた。もともとお寿司大好き人間ではないけれど、たまに美登利寿司が食べたいなとふと思う。

やはり高いお金を出さないと本格的な寿司は満喫できないのだろうか。美味しいラーメンなら見つかるのに。それとも間違ったエリアで寿司を探しているのだろうか。ミッドタウンとイーストヴィレッジで美味しい日本料理が食べられるという話に根拠の欠片もないのだろうか。ちょっと値段の張るお店でもなんとなくアメリカナイズされたジャパニーズだったり、あまり美味しくなかったり。

英語のレストランレビューを読んでいると美味しい和食が沢山見つかるような錯覚に一瞬陥る。スパイダーロール(海苔巻きの中からエビフライやうなぎフライ(?)が蜘蛛のように踊り出ている)を絶賛するニューヨーカーは多い。それはまだ許せる。しかしカリフォルニア気取りの勘違いなヤツが書きこんでいる場合が多い。そのため一般人が書くレビューはたいして参考にならず、当初のジレンマに逆戻り。

先週、ちゃんとした食事をしようとJが言い出し、どこに行くのかと思ったら高級な寿司屋らしい。食事の後まで言葉に出さなかったが、「不味かったらどうしよう・・・」とお互いにびくびくしながら、ミッドタウンのレストランにびゅんびゅんタクシーを飛ばす。シェフのお手製のナントカを頼んだら、一人のウェイターがまず手ぶらでやってきた。壁で囲ってあるロマンティック(?)な小さめのテーブル席で、アペタイザー(というかおつまみ)をまだ食べているのに徐に皿をよけ始める。何が始まるのかと思ったら今度は二人がかりで巨大な皿を担いでくる。お刺身とお寿司づくし。

種類豊富で、しかも英語で魚の説明をされたので、名前がわからないものを食べている場合が多かったけれど、やっぱりウニが美味しかったなぁ。ちょっと珍しい飛びっこも登場。結局全ては食べ切れなったが、デザート代わりに梅酒がお店のおごりで登場。お酒も飲んだので、350ドルほど使ってしまった。お兄さんがよく接待に使うレストランで、実はJも何度か家族で食べに来たことがあるとか。そんな大変な場所だったのね、ホントウにご馳走様。

それでニューヨークのお寿司のことを考え始めたわけである。少し前の話だが、叔父がニューヨークに出張で来ていて、会席料理に連れて行ってくれたことがある。ニューヨーク・ロンドン・東京を行き来する叔父は、この街に来る度、素敵なディナーをご馳走してくれる優しい人。(そして毎回、英語で注文するのにドキドキして、私に向かって「君はよく食べるなあ!」と驚く人。はて失礼な。)

前回はヘルズ・キッチンの会席料理、 Sugiyama に連れて行ってくれた叔父。インテリアはちょっと「ん?」と思うところがあったけれど、料理が素晴らしく美味しかった。隣は怪しいカラオケ(?)だかよく分からないジャパニーズレストラン。

また、NOBU は誰もが知っている高級ジャパニーズ。少しフュージョンな要素があっても美味しくてキレイ。アラカルトで頼むとなんだか物足りない感じがするので、NOBUにわざわざ行くくらいなら清水の舞台から飛び降りる勢いでコースを選択するほうが賢い。エッジーなニューヨークの気分がたっぷり味わえるレストランである。
 
去年5月に両親が遊びに来ていたときは、ウォルドーフ・アストリア・ホテル内の稲菊というお店に2度も行ってしまったのだが、11月に閉店してしまったらしくとても悲しい。頬が落ちるほどジューシーなフォアグラの春巻きなど、少し変わったアイテムの他、真面目な石焼料理、刺身、寿司などのラインアップ。デザートは確かシャーベットや杏仁豆腐など、お上品なものばかりだった。

2008年の金融危機の影響も受け、最近になって勢いを失ってきた「ジャパニーズ」のトレンドである。和食レストランが相次いで閉店するなか、 Kajitsu の本格的な精進料理、イーストヴィレッジの元祖「酒バー」の名を誇る Decibel 、ミッドタウンのオフィスビルに隠れたお酒が美味しい Sakagura など、貴重なお店ばかりである。(もっともセントマークスの居酒屋タイプのお店は、若いNYU学生の波のおかげで相変わらず。)

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トライベッカの ちょっと大げさな Rosanjin や、セレブが押し寄せるというミートパッキングの Morimoto よりも、少し探してたどり着くくらいの所を好むようになった。しかし安藤忠雄が手がけた Morimoto のインテリアは要チェック。

こうしてニューヨークにおける「ジャパニーズ」の追求は続く。

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Addendum: ちょっと前に書いた Pink Teacup、55年も愛されてきただけあって、どうやら今年に入って救われたようです。新しいロケーションでリオープンが決まりました。よかったねぇ。
# by girlfrombackthen | 2010-02-02 11:08 | The Gourmand
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